CSS Nite ginza 48 [レベニューシェア] めも
鷹野さん前説
iPadプレゼンだ…
カッコ悪くないですよー
本編:増永玲(バドーゾ)「利益分配型サイト制作はこんなに面白い」
バドーゾという社名は濁点多くて強そうだと思ってつけた(笑)
ウェブサービスをいろいろ運営している
「名前をつけてやる」ロシアドメイン.ru!
Amazonからとってきたジャケに勝手に名前をつけるだけ
趣味です!
ついったボット作成がさいきん多い
時報ボット
笑っていいともゲストお知らせボット #便利そう♪
ブログ「頭ん中」
ビジネスホテル紹介記事を書いた…らはてブが1000ついて今回予約できないよ!
問「ウェブってどうなの?」
この3つはどれも0にはならない、が
…先細り?
5年先10年先、これらで発展は難しい
なぜこうなった?
- そもそもお金がない
- 払うだけの価値があるのか? #うむうむ
- めんどくさい 何もしたくない、更新イヤ、ネット触りたくない
「で、儲 か る の ?」この疑問にキッチり答えられていない
本日のお話の流れ
- レベニューシェアって何だ
- 実例を見てみよう
- 運営にはどんなタイプがあるか?(3パターン)
- こんなところが魅力的
- こんなところに気をつけたい
レベニューシェアって何だ
(レベニュー)を(シェア)すること
revenue「製品やサービスを売って得たお金を」
share「複数の人で分配すること」
→要するに「山分け」
運営の形態は無数にあるが、今回は
「商品を直接扱う人」⇔「WEBを担当する人」
2者の共同作業を右視点からお話する
※注:「いくら儲かってんの?」という質問はナシ
例1:ニシナ屋珈琲
- 輸入経路とか営業年数の古さが大事な世界
- 高級珈琲専門店
- コピ・ルアック #麝香猫!へー!!
- 200g1.3万!! 高いので送料無料〜
- 「いい商品であること」(単価高い粗利大きい)はレベニューシェアで大事
- →売上の○%をもらってる
例2:社労道
運営タイプ
- システム提供
- 共同プロジェクト
- 販売支援
1.システム提供「ニシナ屋珈琲」
- 専用にシステムを作っている
- ネットで商品を得るための仕組みを提供
- →徹底的にユーザーサポートをしたかったのでオリジナルシステムにした(Web側の立場)
- 「商品を直接扱う」側は通常業務の「延長」。量がふえるが新しい業務は発生しない
2.共同プロジェクト
- 新規事業としてウェブサービスを立ち上げる
- 手間がかかる!!
- 参加メンバーが各自の役割を果たす
- メルマガという入り口があった
- 成功には「システム」・「コンテンツ」・「チャネル」の3つが揃うことが必要
- →最初から揃っていたのでいけると思っていた
- 珈琲もおなじ(集客はSEM&リピーター)
3.販売支援「2時間でわかる本」
- 商品販売をネットを使って支援
- 流通している商品を扱うので売り上げ増加に伴う追加業務なし
レベニューシェアのこんなところが魅力的
商品・サービス提供側にとって
- 初期費用がかからない(または少額)
- 「他店が成功しててもうちが売れるかどうかわからない」から売れるまで払いたくない
- 継続的にサイトが改善されていく
- 「作る側」「お願いする側」の作業量のかけひきがない #おお!!
- 相談しながらサイトを運用できる
- 「発注」「受注」の(対立的)立場ではない
- コンサルティング料が不要
WEB制作側
- 継続的に利益を得ることができる
- →システムができあがればずーっと入金がある(いまこの瞬間も)
- パートナーとして提案がしやすい #おうおう!!!!
- 対等なパートナー
- 仕事のやりがい →利害が一致してくる?
- 最初から完成図を提案しなくてもいい
- 「試しにやってみる」に取り組みやすくなる
いちばんの魅力
「利益を生み出せるサービス」=「誰かがお金を払っている」
=ユーザにとって「よいサービス」を追求できる
WEB担当者とか社長とかに向きあわなくてよい!
こんなところに気をつけたい
お店側
- そもそものイメージがわかない。ここのハードルが高い!
- どの程度のことをやってくれるかわからないのに売り上げを持っていかれる(サギっぽい)
- 将来にわたって利益を分配し続けることになる
WEB制作側
- 制作コストが無駄になる可能性
- 継続的な改善のための作業が必要
- 終わらない制作、デスマーチっぽくなる
- 売上が落ちたら継続的な赤字を生む可能性、サーバ代など
お互いの疑念「ちゃんとやってくれるのか」 #ここのPPTがいい♪
→マイナスのスパイラル
これがない状態でスタートする
綺麗事でも何でもなく「信 頼 関 係」
契約書について:甲乙レベルまで作っていない
予想外のことがおきた場合
信頼関係で解決するか契約書で解決するか
→このさき信頼関係だけで大きくしていくのは難しい
「頼まれたから」ではなく「一緒によいサービスを作り上げていく意識」
→利益(=ユーザの幸福)を生み出す仕組み
→画面の向こうの人の生活を豊かにする「価値」
訪れたひとにお金を払うだけの価値を提供できるところまで
やっときたのでは
質疑応答
ちなみに今回(わかりにくいテーマで)久しぶりに事前登録が満席にならなかったんだけど、来たひとは得したねーいい話きいたねー(by鷹野さん)
Q.ドメインをおさえるなど切られない工夫
A.まだ始めたばかり。いまのところそういう話になったことがない
最古ので3年
Q.粗利が低い商品・サービスはしんどいか?
A.しんどい。数が売れないならむり
粗利が低いが手間が少ないでやっているものはある
レベニューシェアの一部をさらにレベニューシェアすることもしている
Q.共同プロジェクトでどうやってシェア率を決めるのか?
A.3者なので1/3ずつ
お互いにゼロからやったのがよかった
「あの人なんにもしれないよね」というのがそのうちでてくるかも
基本的に魅力的なひととやっている
Q.いずれ役割やバランスがかわってシェア率がかわるのでは?
A.派生プロジェクトのときに次のシェア率を変えるのがいいかも
いったん決めたものを「減らす」というのはあまりよくないので
増永さんの切り返しがうまい!(鷹野さん)
「こうなればみんな幸せだよね」という答え方
→その方が楽に稼げるとおもう
いままでの仕事は焼畑的(笑)
10年20年後に胸をはれるものがつくりたいよね!(鷹野さん)
感想
行ってよかった。鷹野さんも感動してました。私も蝶感動しました。WEB制作者が常に感じている「発注者」と「受注者」の対立、いいWEBを作りたいのに目の前のクライアントのWEB担当者や上の意思決定者に感じられる「壁」、なかなか本当のユーザのために全力を尽くせない不全感といったものに対する大きな試みとして刺激的でした。すぐにレベニューシェアに取り組めるというわけではないけれど、WEB制作者としていい仕事をするために重要なテーマであり、これからもじぶんなりに考えていきたいです。